陸 雷雨に負けず任務完遂
第二次夏季訓練検閲

 第二師団(師団長・輪倉陸将)は、平成十八年七月十五日から七月十九日までの間、上富良野・東千歳演習場及び道央道北一帯の生地等において、第二十六戦闘団(団長・荒関一佐)・第二偵察隊(隊長・白坂二佐)に対し訓練検閲を各三夜四日にわたり実施した。訓練課目は、第二十六戦闘団には「攻撃」を、第二偵察隊には、「攻撃における偵察行動」を設定し、検閲項目に「各部隊長の状況判断」「各級指揮官の実員指揮」「部隊の基本的行動及び隊員の基礎動作」を重点におき約三十度に及ぶ猛暑から雷雨と目まぐるしく変化する気候を不屈の精神で克服しその任務を完遂した。

戦車の渡河 バイクによる偵察行動
戦車の渡河 バイクによる偵察行動

 統裁官は、七月十四日、訓練開始にあたり第二偵察隊に対し「目標の追求及び柔軟性の保持」「不断の警戒」「安全管理」を要望した。
また、七月十五日、第二十六戦闘団に対し「戦闘団としての総合戦闘力の発揮」「適時性ある情報活動の実施」「安全管理」を要望し状況が開始された。
今回の演習第二師団の任務は、「千歳地区にて行動開始、国道十二号線沿いに作戦し、当初敵先遣機械化連隊を、じ後、敵機械化師団を上川盆地において撃破した後、道北地区を回復する。」であり、第二十六戦闘団及び第二偵察隊は、積極果敢に作戦した。

公道を移動中 敵情視察
公道を移動中 敵情視察

【第二偵察隊】
 第二偵察隊(隊長・白坂二佐)は、道央から道北一帯の生地を含む広範な地域を使用して「師団長の目耳たる部隊」として練成成果を十分に発揮し重要な任務を完遂した。
十五日十六時、東千歳演習場に集結し状況を開始した偵察隊は、道北各地に展開すべく前進を開始した。各施設の監視網にかかり、または斥候が接触した敵情を速やかに集約し師団に報告し演習第二部と連携して、全般状況及び師団情報見積もりを踏まえて、敵の可能行動を予期し、積極的に敵情の解明を図り、適時適切な報告を実施して、師団の任務達成に貢献した。

ラベンダー畑の傍を前進 雷雨の近接戦闘
ラベンダー畑の傍を前進 雷雨の近接戦闘

【第二十六戦闘団】
 第二十六戦闘団(団長・荒関一佐)は、十六日三時情報小隊を先頭に最も過酷な昼間における徒歩行進を行い最高気温約三十度の暑さの中、標高差最大二百四十mの起伏に富んだ険しい経路を進み計画通りに完歩した。途中のラベンダー畑が隊員達の疲労を癒した。その後即在に、第四中隊は、五一七高地の敵警戒部隊の駆逐を特科部隊と密接に調整し機動と火力を連携させ行進の疲労を感じさせぬ戦闘を行った。その後、勇猛果敢に攻撃し敵警戒部隊を駆逐し前進十九日の防衛台に対する第二中隊の攻撃は、砲迫火力を適切に目標に指向し攻撃開始から三十二分という短時間で目標に突入し攻撃を成功させその任務を完遂した。
訓練終了にあたり統裁官は、受閲部隊の練度を高く評価し、「部隊の練成は、一に諸君一人一人の不断の努力にかかっているのだと言うことを肝に銘じ今の練度に甘んじることなく、更に高い目標に向け練成を積み重ねるよう要望する。」と訓示し訓練を終了した。

炎天下で顔面冷却する隊員 目の前のラベンダー
炎天下で
顔面冷却する隊員
目の前のラベンダー

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